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〈論調〉 ハンナラ党の再執権企図

 南朝鮮のハンナラ党が最近、今年の大統領選挙と関連して「戦略文書」を作成した。

 今回明るみになったハンナラ党の「選挙戦略」は一言で言って、「右翼の総決起」によって社会を「理念対決」のるつぼのなかに追い込み、そこから漁夫の利を得ようとする謀略だ。

 もし、ハンナラ党の再執権企図が実現し、極右保守勢力が政権を執ることになれば、6.15共同宣言が破棄され、北南間の和解と協力も、民族の平和と安全も危うくなるということは火を見るより明らかだ。

 南朝鮮人民は今、社会の自主化と民主化、祖国統一のための進歩改革か、それとも親米屈従とファッショ、民族分裂をもたらす右翼保守かを分かつ歴史の時刻を目前にしている。

 現実は、社会をまたしても暗黒の凍土地帯にしようとするハンナラ党の再執権企図を阻止、破たんさせる闘争に南朝鮮人民が決起することを求めている。(労働新聞9日付論評)

[朝鮮新報 2007.1.18]