米ステルス爆撃機配備を非難　祖平統代弁人

　祖国平和統一委員会（祖平統）スポークスマンは１３日、米国が最近、F１１７ステルス戦闘爆撃機１個大隊と支援兵力３００余人を南朝鮮に配備していることに関連して談話を発表した。

　談話は、米国が侵略戦争で悪名をはせた戦争装備を南朝鮮に持ち込んだのは北侵戦争策動を実戦に移すためのものであって、核問題の平和的解決と朝鮮半島の平和を願う全同胞と人類の志向と念願に真っ向から挑戦する軍事行為であると指摘し、国の平和と統一を願う全民族の名で強く断罪、糾弾した。

　そして、現実は、米国の言う「核問題の平和的解決」とは世人を欺まんするためのカムフラージュに過ぎず、実際は全朝鮮を占領しようとする侵略野望の発露であることをはっきり示していると強調した。

　談話は、「われわれは戦争にも対話にも準備ができている」としながら、もし、米国が北侵戦争を起こす道へ進むなら挽回できない敗北を喫するだろうと警告した。

　また、核戦争挑発策動を直ちに中止し、南朝鮮に持ち込んだ侵略武力を無条件すべて撤収すべきであると主張した。

　【注】南朝鮮駐留米軍司令部は、F１１７ステルス戦闘爆撃機が今後４カ月以上、長期的に南朝鮮に配備され米空軍戦闘機とともに多様な気象条件で作戦を遂行すると発表した。１１日、この戦闘爆撃機４機が先発隊として南朝鮮の米空軍基地に入った。

　F１１７は、米軍が１９９３年と９６年、０３年など朝鮮半島で危機を作り出すたびに投入された。今回も、これらのステルス戦闘爆撃機は３月に南朝鮮で行われる「連合戦時増員演習」に参加するとされている。

　１３日発朝鮮中央通信は米国の軍事的な動きについて、朝鮮に対する全面対決を布告する故意的で計画的な策動であるとしか考えられないと指摘した。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2007.1.17］