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朝大・福祉コース1期生 国家試験「介護福祉士」に全員合格

介護用品の説明を受ける1期生ら(写真は朝大在学時のもの)

 1月28日に行われた第19回介護福祉士国家試験の結果が3月30日に発表され、朝鮮大学校(東京都小平市)短期学部生活科学科福祉コース2年生と同学部を卒業し、同大研究院で勉強中の学生5人が受験した。その結果、全員が合格。福祉コース1期生として、2年間学んできた努力が実を結んだ。

 今春、同大を卒業した李美幸さん(東北朝高出身)、文成美さん(神戸朝高出身)、張和詠さん(愛知朝高出身)、安誠順さん(山口朝高出身)、李鮮華さん(愛知朝高出身)は現在、各県本部の同胞生活部に籍を置きながら、同胞福祉施設で介護福祉士として役割を果たしている。

介護実習のようす

 03年に創設された短期学部(2年制)は、即戦力となる人材の輩出をめざし、実技、実習、演習を多く取り入れ、資格取得も奨励している。同胞社会の高齢化が進む現状に沿って、専門知識と技術を有する福祉専門家を養成する目的のもと、生活科学科に福祉コースが設置されたのは05年度から。2年間を同コースで学べば、「介護福祉士(国家資格)試験」受験資格を取得できるのが第一の特徴だ。

 「介護福祉士」をはじめ福祉専門家の養成専門学校はたくさんあり、資格取得者も増えているが、同胞社会についてよく知り、同胞高齢者を心から理解し、活動している福祉専門家は多くない。朝鮮大学校・福祉コースでは、「ウリ福祉専門家」の育成を目指している。【朝鮮大学校】

[朝鮮新報 2007.4.16]