〈大阪朝高土地問題〉 朝高側、反論の書面を提出 |
東大阪市が大阪朝鮮高級学校の運動場の明け渡しなどを求めた訴訟の第4回口頭弁論が9月19日、大阪地方裁判所で開かれ、60人を超える同胞、日本の市民らが駆けつけ傍聴した。 この日、大阪朝高側は東大阪市の主張に反論する内容を含む第2準備書面を提出した。この書面には、同校の教育内容と現況、運営上の困難な点についても言及されている。 口頭弁論後、丹羽雅雄弁護士は準備書面要旨の朗読が許されたことを挙げ「判事はわれわれの主張にしっかり耳を傾けている」とし、今後は朝鮮学校に対する補助制度の不備や各種国際人権規約からみた市の対応の不当性について追及し、母国語の獲得など歴史的経緯からみた在日朝鮮人の原状回復などを要求していくと述べた。 次回の口頭弁論は11月28日に行われる。 [朝鮮新報 2007.9.28] |