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〈金剛山歌劇団公演会館使用問題〉 岡山の施設で不許可

実行委、許可求め提訴へ

 岡山市の文化施設「岡山シンフォニーホール」が、「右翼団体の抗議が予想される」などの理由で、金剛山歌劇団岡山公演の会場使用申請を不許可にしたことが明らかになった。

 岡山公演実行委員会は11月12日に公演を行うため、1月に同施設に使用申請を行った。だが、7月20日付で不許可通知が届いた。同ホールには、1月から6月までの間、数回にわたって右翼団体の街宣車が押し寄せ「会場を使わせるな」と抗議があったという。

 この問題で、同実行委は弁護士、市議会議員参加の下、記者会見を開いた。実行委員長の邊日銖・総連岡山県本部委員長は「公の施設でありながら不当な圧力に屈し、集会の自由、表現の自由を侵害する憲法違反の処分できわめて不当だ」と指摘した。

 同実行委は、同ホールと市に不許可の撤回を申し入れている。認められなければ不許可の取り消しと使用許可義務付けを求めて岡山地裁に提訴する方針だ。

[朝鮮新報 2007.9.10]