大阪府警 1万2536人の声を黙殺 滋賀同胞らの申し入れおよび署名の受理を拒否 |
警察当局の滋賀朝鮮初級学校への不当な強制捜査を糾弾し、滋賀同胞たちが8日、大阪府警に対し抗議行動を行った(写真)。 滋賀朝鮮初級学校の尹日和校長、父母代表、滋賀、大阪、京都、兵庫の同胞たち約50人が同行した。日本の市民連帯の姿もあった。 校長ら3人は強制捜査に反対する1万2536人の署名を持ち、大阪府警・近石康宏本部長に面談し、署名に協力した人たちの思いを伝えることと、申入書にたいする誠意ある回答を要望した。しかし、大阪府警の担当者ら3人は「捜査に違法性、不当性はなく、適正な捜査であった」と述べ、申し入れ及び署名の受理を拒否した。1万2536人の声を事実上、黙殺するかたちだ。それでも、校長らは子どもたちの心情を代弁し、「大阪府警広報相談取扱規定」通り誠意を持って受理すべきだと指摘したが、府警側は「本部決定のため受け付けられない」の一点張り。そのほかの質問にたいする回答には「沈黙」したままだった。 同行した同胞らはこれに対しさらに抗議の声を強め、「謝罪するまであきらめない」と厳しく糾弾した。 [朝鮮新報 2007.3.16] |