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総連弾圧と人権蹂躙行為に反対する九州地方大会、デモ行進も 日本政府に政治弾圧の即時中止求める

悪天候のなか800余人参加

 「日本政府の総連と在日同胞に対する不当な政治的弾圧と人権蹂躙行為に反対、糾弾する在日本朝鮮人九州地方大会」が10日、福岡市内の須崎公園で行われた。

 雨が降る悪天候にもかかわらず福岡をはじめ大分、佐賀、熊本、長崎、鹿児島、宮崎の九州各県から800余人の活動家、同胞、朝鮮学校生徒、そして支援の日本市民が参加した。

 大会では、総連福岡県本部の鄭泰文委員長が報告を行った。

 鄭泰文委員長は、日本政府と警察当局によるファッショ的な蛮行を糾弾し、国際政治の流れに逆行する対朝鮮敵視政策と総連、在日同胞に対する政治弾圧、人権蹂躙行為をただちに中止するよう強く求めた。

 また、「今は苦しいたたかいを強いられているが、むしろ孤立して窮地に追い込まれているのは日本政府だ」と強調しながら、団結し総連組職と同胞社会、同胞の生活と権利、子供らの夢と未来を守り抜いていこうと呼びかけた。

 つづいて、来賓による連帯のあいさつが行われた。

 平和人権環境フォーラムの中村元気・九州地方代表は、「各地に朝鮮学校を支援する団体が26あり、がんばっている。このような仲間、日本人がたくさんいるということを分かってほしい。日朝友好連帯し、差別、弾圧をなくしていこう」と語った。

 I女性会議福岡県本部の牧野苓子顧問は、「寒く、雨の降る中たくさんの人が集まり私も励まされている。たいへん厳しいたたかいになるとは思うけれども、不当な弾圧、差別がなくなるまでがんばっていこう」と呼びかけた。

 最後に、朝青福岡県本部の朴潤浩委員長、女性同盟福岡県本部の趙玉姫委員長が討論し、組織と同胞社会を守っていく決意を述べた。

 閉会後、参加者たちは浜口公園までの約2キロをデモ行進し、「日本当局は総連に対する不当な政治弾圧を即時中止せよ!」などと訴えた(写真)。

 大分県に住む金望秀さん(39)は、「知り合いの同胞らもみんな怒りでいっぱいだ。組職と同胞に対する弾圧は絶対に許さない」と語った。九州朝鮮中高級学校の梁錦姫さん(高2)は、「団結して私たちの声をあげることが大事だと思う。『万景峰92』号の運航が一日も早く再開され、祖父母と一緒に親せきの待つ祖国へ行きたい」と述べた。

[朝鮮新報 2007.3.16]