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大阪朝高運動場明け渡し裁判、15日に第1回公判

 東大阪市の都市計画事業中部土地区画整備事業に伴う、大阪朝鮮高級学校の運動場明け渡し裁判第1回公判(15日)に先立ち10日、スコラ東大阪で「運動場問題」に関する説明会が開かれた。学校、学園関係者のほか、府議会、市議会議員、高教組を始めとする支援者らが参加した。

 説明会では事の経緯、裁判経過報告がされ、「教育の場」であることを前提としない市側の判断は一方的であるとの指摘があった。区画整理事務所と「朝鮮学園」間の「覚書」(72年5月16日交換)には、後刻決定される減歩は土地などで行うものとし、その方法については学校という教育施設の有益性を考慮して、双方協議のうえ履行するものとされている。支援者らは、「土地を奪われること」は「教育を奪われること」であり、朝高と東大阪初級は地域に多大な貢献があると述べている。

 説明会では、裁判の性格は形式的なものではなく、子どもたちの学習権、民族教育権を守ることが焦点であることが強調された。多くの支援により、重大な裁判であることを認識させたいと関係者は呼びかけている。

[朝鮮新報 2007.3.12]