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朝・日京都学生の有志 不当弾圧、人権蹂躙を反対して抗議デモ

「過熱する弾圧、許されない」 「3日に団結を再確認したい」

 朝・日京都学生の有志たちが在日朝鮮人に対する不当弾圧、人権蹂躙に反対して2月25日、抗議デモを行った(写真)。

 各地で総連機関や商工会および朝鮮学校に対してまで、警察当局による尋常ではない不当な強制捜索が連続している。あからさまな不当な政治弾圧に対し学生として声をあげなければいけないと、約40人の有志たちが三条大橋河川敷から河原町通、四条通を回り京都市役所までデモ行進した。

 京都学生有志らによるデモ行動は12月に続き今回が2回目。「年が明けても弾圧は治まるどころか、さらに過熱している。許されることではない」と朴利明さん(京都大学)は憤りをあらわにする。

 朴さんが指摘するように、「法の厳格適用」という名の下、「薬事法違反」や「電磁的公正証書原本不実記載」などの「微罪」に引っかけて、直接関係のない総連機関などに対して大々的に強制捜索が行われており、明らかに政治的意図を持って行われているといわざるをえない。

 デモ隊は、「国家的『イジメ』をやめろ!」「朝鮮学校生徒への暴行、暴言、日本学校に通う在日朝鮮人学生へのいやがらせをやめろ!」と叫びながら、強硬一辺倒の「制裁」を反対し、奪われようとしている権利の回復を、観光客など多くの日本市民に訴えた。

 デモ行動中には1200枚のビラを配布、多くの市民に不当弾圧の実態を知らせた。しかし、ビラを配りながら山根実紀さん(龍谷大学)は昨年12月の行進時とは違うある変化を実感していた。「露骨に拒否する人が増えている」。

 メディアの無責任な報道による偏見の増長、右傾化の象徴とも取れる。

 それでも山根さんは「同じ日本人として訴えていくことが大事だと思う。大阪、兵庫など近畿圏でのネットワークを広げていきたい」と話している。

 留学同京都の金賢一委員長は「今後も各大学を拠点に、学生、教授らに不当性を広く訴えていく。今やるべきことをしっかりと見据え3日の近畿地方大会を、団結を再確認する場にしたい」と決意を固めている。

[朝鮮新報 2007.2.28]