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滋賀朝鮮初級に警察機動隊 オンマは許さないこの暴挙!

私たちの宝、ハッキョを踏み躙るな

滋賀初級に対する強制捜索に強く抗議する同胞たち

 滋賀朝鮮初級学校に警察機動隊100人が土足で踏み込んだ。小さな小さな子どもたちが学んでいる学校にすることでしょうか?

 大阪府警のどの方がこの指揮を執り、最終命令を下したのでしょうか?

 私の想像ですが、多分、警察や機動隊の方々は、一人の人間としては頭の中では「これをして何になるんだろう。学校に踏み込んでもな〜、仕事やからしゃあないか〜」と、思いながらされたと思います。

 戦争もそうでしょう? 正気の沙汰では人殺しなんてできません。麻薬で頭を狂わせたり、恐しいほどのマインドコントロールで戦争に向かわせます。誰も人なんて殺したくないんです。上の命令…すべて上(政府)の命令なんです。

 では、この命令を下した方、出てきてください。安倍首相とつながっているんですか? 朝鮮人嫌いの石原都知事を崇拝してるのでしょうか?

 もう時代は、そんな時代じゃないですよ!

 子どもたち「澄んだ瞳の朝鮮の子どもたち」は、日本の子どもたちと交流を持ち、お互いを歓迎し、理解しようとしています。

 大人がこれでいいんですか?

 ここ十数年の間、私たちが、オンマになってからというもの日本がどんどん歪んだ国になっていっています。

 当の日本の国民たちが、自分の国に怯えながら暮らしています。

 私たちの子どもたち、ウリハッキョに通う子どもたちは、同胞の愛情いっぱいの中で育っています。

 唯一ウリハッキョだけが日本の社会の中で、チョソンサラムとしての誇りを持ち生きる者の、心と体を育める場所なんです。

 今回、大阪府警の行動は、さきほど述べた戦争、つまり60年前と何ら変わらないことをしているのではないですか?

 私たちはいいんです。子どもたちに謝ってください!!

 4世、5世の子どもたちは、私たちの宝物なんです。

 この宝物を汚す者を、私たちオンマはだまって見過ごすことができません。

 もう今は60年前ではないんです。

 新しい世代が誕生し、どんどん成人を迎えています。

 60年前から掛け違えてきたボタンを、また一から平和的な対話で掛け直していかなければならないんです。

 それは、朝鮮の子どもたちだけでなく、日本の子どもたちにも残していくものなんです。

 日本人の方も、歴史を理解している方々は、私たちといっしょに声を上げ、活動してくれています。

 もっと真実を子どもたちに伝え、古臭い考えを持った日本を牛耳っている人たちには、早くやめていただきたいのです。

 細胞は毎日生まれ変わっています。

 新しい世代が真っ白な状態で毎日誕生しています。

 子どもたちのために、大人は目を覚ましましょう。

 大阪府警の方々、この命令を下した方! 貴方のことですよ!

 多分あなた方よりウリハッキョに通う10歳過ぎの子どもたちの方が、本当の歴史というものを知っているはずです。

 民族教育は私たちの誇りです!

 誇りを踏みにじられて、だまってはいられないのです!

 全国のウリハッキョのオモニたち、いまこそ、ハッキョを守るために立ち上がりましょう。(金有理、西大阪朝鮮初級学校 オモニ会)

[朝鮮新報 2007.2.15]