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オリニオータムフェスタ 東北3県で初開催

楽しく過ごす「大事な機会」

児童26人を含む87人が参加したフェスタ

 東北3県(宮城、福島、山形)の女性同盟と宮城青商会が主催する合同イベント「オリニオータムフェスタ」が、みちのく杜の湖畔公園(宮城県柴田郡)で行われた。児童26人を含む87人が参加した。

 現在、宮城では土曜児童教室「コメンイ」、福島では子育てサークル「キポフェ」、山形では児童教室が運営されており、児童期に民族性を培うためのさまざまな活動が営まれている。今回のイベントは、これらのサークルが一堂に介し協調を深めようと、近隣3県の女性同盟による提起で行われた、初の試み。

 園内の遊具などで楽しく汗を流した参加者は、青商会のメンバーが準備した焼き鳥やフランクフルトなどで昼食を済ませた後、各種ゲームで一日を過ごした。

 くじ引き大会では、欲しいものが当たらなかったと泣き出す子どもたちが続出。また、夫婦対抗バドミントン大会なども行われ、ほのぼのとした空気に包まれた。

 任寧淑さん(宮城在住)は「同胞が多くない地域で子育てネットワークを構築することは、他の地域よりもより切迫した問題と言える。このような機会はとても大事」と感想を述べた。

 女性同盟福島の呉華錫委員長は「3県の同胞が集まることは簡単なことではないが、がんばったかいもあり、本当に良い集いになったと思う。より多くの参加者を募り、来年も開催したい」と次回への意欲を語った。

 今後、宮城「コメンイ」では、さらに多くの児童を対象にして教室を拡大していくことを目標としており、福島、山形でも本格的な児童教室の開設を計画している。【宮城県青商会】

[朝鮮新報 2007.10.15]