女性同盟60周年記念大会 逆境に打ち勝った歴史、誇りに |
39都道府県から850人参加 在日本朝鮮民主女性同盟結成60周年記念大会が5日、東京・品川のきゅりあんで行われた。大会には、総連中央・徐萬述議長をはじめ、女性同盟中央・姜秋蓮委員長、北海道から九州まで39都道府県の女性同盟活動家、同胞女性ら850人が参加した。夕方には徐萬述議長、許宗萬責任副議長とともに400余人の同胞女性および日本人士50余人が出席し、盛大な祝賀宴が行われた。 60年を振り返り
大会ではまず、徐萬述議長が祝辞を述べたあと、朝鮮民主女性同盟中央委員会の祝賀メッセージが紹介された。そのほか、在中朝鮮人総連合会、韓国挺身隊対策協議会、「民族21」発行人・明盡僧侶、日本社会民主党・福島みずほ党首をはじめ多数の団体、人士からメッセージが寄せられた。 姜委員長が報告をし、60年間に成し遂げた成果を振り返った。また、今後「同胞再発掘運動」を繰り広げ、支部、分会を活性化し、女性同盟をより広範な同胞女性たちの組織として築きあげようと述べた。 続いて、各年代を代表して5人が発言し、女性同盟の一員として歩んできた道、オモニの背中を見ながら学んだことなど、実生活の体験をもとに、それぞれ女性同盟に対する熱い思いを述べた。 また、60周年を記念し、長い間、愛族愛国運動で模範になった126カ所の分会と、民族性を守るうえで貢献した94の文芸体育サークルが表彰され、そのあとに大抽選会が行われた。 歌や踊りで祝う 祝賀公演では、各地域の音楽、芸術サークルを中心に、幅広い年齢層の女性たちが出演する舞台が繰り広げられた。 まず、関東地域の女性同盟員らによる合唱と舞踊で華やかに幕を上げ、歌や踊り、楽器が披露された。次いで、説話と映像で60年の苦難の歴史を振り返り、同胞女性の力と役割を再確認した。 最後に、関東と東北地域の若い世代が「迎えよう統一の日の出」「われら女性が一番よ」などの歌を大合唱すると、会場からは割れるような拍手が送られた。 祝賀宴では、まず姜委員長があいさつをしたあと、清水澄子・朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会代表が「南北首脳会談が成功し、朝鮮民族の願いである祖国統一に向かって、また新たな一歩を踏み出した。二重の喜びで、今日を迎えられた」と祝賀のあいさつを述べた。 また、土井たか子前社会民主党党首は、「天の半分を支えるのは女性。女性の元気は、社会の発展へとつながる。民主主義を確かなものにするために、お互いに力を合わせてがんばっていこう」とエールを送った。 参加者らは、地域での活動や家庭、子育てなどの話に花を咲かせながら、しばし会食を楽しんだ。 宴会の最後を金剛山歌劇団の歌とチャンセナプ独奏で飾ると、会場には踊りの輪が広がった。 [朝鮮新報 2007.10.15] |