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平壌支局開設以来の出来事

 昨年12月中旬からの約1カ月の間に、世界各地の朝鮮との親善団体や同胞組織から総連とその傘下団体に送られてきた激励、連帯のメッセージや日本当局の 総連弾圧を非難する声明、談話を整理し、その一部を本紙に掲載した。

 団体の声明やメッセージなど、「文書化」されたものだけで30通近くにのぼり、個々の手紙や連帯、抗議の発言などを合わせると数え切れないほどだ。紙面および各人の立場の関係上、すべてを紹介しきれなかったことがとても惜しい。

 激励メッセージの中で印象深かったのは、平壌市在住の11歳の少女が本紙平壌支局の常駐記者に手渡した手紙だ。

 父の職場に本紙記者が取材に来ることを知って手紙を書いたという。

 この記事の受け手としては、最初、あまりにも不自然な設定だと思った。平壌支局開設から約17年間、まったく見知らぬ市民から支局に手紙が送られてきたケースはほとんどなかったからだ。

 しかし常駐記者に確認したところ、これは事実で、市民の反日感情は前例にないほど高まっているという。朝鮮の関係団体やメディアは、日本当局による 総連弾圧や軍国主義化を連日のように激しく非難しているが、個人レベルでも相当に感情が高ぶっているそうだ。

 支局からは少女の手紙と一緒に、総連と同胞あての10数人の激励メッセージも送られてきた。

 同胞愛の温かさ、日本当局への憎しみとともに、自国の未来に対する自信もひしひしと伝わってきた。(姜)

[朝鮮新報 2007.2.6]