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万能タレ 「チャン」

 数年前から、焼肉のタレとコチュジャンを自家製でつくり販売している。焼肉はもちろん煮物や玉子焼、ドレッシングなど何にでも使える万能タレなのだ。とても評判が良く、リピーターも増え、いろんな地域から注文が入ってくる。ある1世のオモニもこれがないと料理の味がいまひとつ決まらないとのこと。本当にありがたい話である。昨今は原油高騰で砂糖の値が高くなり、私たちもあちこちのスーパーや小売店などをのぞき、材料のコストを下げるのに相当苦労している。

 さて近頃は日本の人たちもキムチ、チヂミ、トッポッキなどと片言のウリマルを話しながらジンロやマッコリなどをたしなんではチャングム談義≠ノ花を咲かせているが、つい先日女性同盟のスタッフがハングルを教えている生徒さん(日本の主婦たち)に朝鮮料理の講習を行った。

 女性同盟の副委員長の自宅を開放していただき、スジの煮込み、チョジャン、キムパプなど5品をみんなで作り、楽しく食べた。もちろんチャンを取り入れた料理である。ウリマルの発音を正してあげたり、質問をうけたり、そして夕ごはんのおみやげ付き。随分喜ばれ、私たちにとっても、とても満足できる仕事となった。(タレとコチュジャンも買ってくださって…)

 つねに作り置きするのは、本当に大変だ。でもみんなが「おいしい」と言ってくださるので、それが励みになっている。

 来年の女性同盟60周年に向けて、あらゆる場面で「チャン」の名を広めたいと思う。(沈裕子、女性同盟足立、非専従) 

[朝鮮新報 2006.8.7]