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「かっこいいね」

 キョンミ、キョン、ホーギョン、キョンミさん。

 友だちが私を呼ぶ時こう呼ぶ。コリアンな友だちも、外国人の友だちもみんなそう呼んでくれる。

 朝青を卒業したと同時に地域のサークルに参加した時から親しくしている英会話メンバーも、某有名アーティストのご両親やひょんなことで親交を深めている日本人も、躊躇わずそう呼んでくれる。

 姓が「許」なので中国人とまちがわれやすいけど、コリアンなキョンミとしてまっすぐに見てくれている。

 自己紹介のあとは必ず、「しゃべられる?」。この頃は「韓流」のせいか、「読める? 書ける?」も付いてくる。

 「もちろん」と答えたら、「すごいね、偉いね、かっこいいね」。

 英会話の先生は、とてもすばらしいことだと言ってくれた。

 だって、ウリハッキョ卒業ですので。それも12年間。

 ただ12年間ウリマルを学んだだけじゃないと思う。

 ぬるま湯だとよく言われるけれど、どこに行ってもチョソンサラムと言える民族心をウリハッキョで培ったことが、外国人と堂々と付き合っていけるポイントだと思える。

 なので、どこへ行くのも「ホ・ギョンミ」。

 「ホ・ギョンミ」と呼ばれるのが、ますます好きになってくる。

 さて、この頃ご無沙汰していた英会話メンバーたちと、そろそろ連絡とってポットラック・パーティーでもしようかな。(許京美、女性同盟職員)

[朝鮮新報 2006.5.15]