最近は何事もいち早く、詳しい情報を得るために、インターネットを利用している。

　わからないことがあるとき、欲しい物があるとき、まずインターネットで調べる。こんなに便利なものはないとつくづく思う。

　子育ての傍らに作ったアクセサリーをネット販売している。今では６００以上の作品が人の手に渡った。作品が全国各地で愛用されていると思うと、とってもうれしい。

　また、流行りのブログを開設したことで、いろいろな人と出会え、そのおかげで自分の視野も広がった。

　あるコミュニティサイトで、在日コリアンの子育てコミュニティを立ち上げた。子育て支援サイトはたくさんあるけれど、在日ゆえの子育ての悩みや、情報交換の場になればという思いで始めて、現在は会員が６０人を上回った。顔も知らない者同士だが、子どもを持つ親という共通点で、情報、考えを交換し合っている。

　在日同胞のコミュニティだけに、子どもの民族性をどう養っていくか、名前の問題、母国語をどう教えるか、どの学校に通わすかなど、ほかの子育てコミュニティにはないトピックスが多い。

　考え方はさまざま。何はともあれ、現社会情勢において、つながりが大切だと思う。

　現代はまさにネット社会。インターネットによる犯罪もあとを絶たないが、パソコン１台で、テレビ、新聞、通信、オーディオ、辞書、書籍、店舗、銀行取引…などいろいろまかなえる。

　どうやら便利さが増すと、体がなまり、お肉も増すようだ…。（李福順、主婦）

［朝鮮新報 2006.4.10］