ぴかぴかの一年生 |
今年も一年の中で最も好きな4月がやってきた。 万物が蘇生する春、きらきらと輝く季節の到来だ。 サクラ満開の花見の月、私の誕生月の4月だけど、一番好きな理由は何といってもウリハッキョでぴかぴかの新入生、入園生に出会えるから。 入学、入園式は一番の楽しみ。 照れ笑いしながら入場する子、緊張でカチカチに固まっている子、泣きやまない子…私にはすべて愛らしい光景だ。 誰にでもあいさつする子どもたちは、なんてかわいいんだろうと思う。 また私に対する子どもたちの反応がおもしろい。 教室をのぞく私を見て、「誰のオンマ?」と痛い一撃。 「オンマちゃう、ソンセンニムや〜」と抱きついてくる知り合いの子どもたち。 「なんのソンセンニム?」「どこにおるの?」にもどう答えたらいいのだろうかと悩んだこともあったっけ。 日々の園生活で話せなかったウリマルも上達し、運動会、学芸会のアイドルとなる幼稚園児。「買井耕識持還」と覚えたてのウリクルで名前を書いてくれる一年生たち。 ぴかぴかの子どもたちの姿に顔がほころぶのは、私だけではないだろう。 去年、今年と迎えたウリハッキョ創立60周年。 子どもたちの笑顔を絶やさないよう、創立100周年をみんなで祝えるよう、ウリオンマたち一緒にがんばりましょう!(許京美、女性同盟職員) [朝鮮新報 2006.4.3] |