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18日は「在日朝鮮同胞敬老の日」。2004年末現在で65歳以上の同胞高齢者数は6万6414人(特別永住者。外国人登録者数は8万7422人)。全特別永住者数のおよそ1割は高齢者というわけだ。ちなみに、「敬老の日」にちなんで総務省が推計した15日現在の65歳以上の日本人人口は2640万人。総人口の20.7%に達するという。過去最高を更新した。在日の高齢者比も同じような推移をたどっているはずだ ▼高齢者の増加にともない、家族にとっても心配なのはお年寄りが寝たきりになること。その原因のひとつ、転倒による骨折を防ごうと、厚生労働省の研究班が簡単なチェックシートを作った ▼朝日新聞18日付に紹介されたチェックシートによると、@過去1年に転んだことがある(5点)A背中が丸くなってきた(2点)B歩く速度が遅くなったと思う(2点)Cつえを使っている(2点)D毎日5種類以上の薬を飲んでいる(2点)が該当項目。6点以上だと要注意だという。まずは、身近なお年寄りを対象にチェックしてみることをお勧めしたい。 ▼目的は寝たきりを予防することにある。事前にこうしたチェックを行っておけば、未然に防げることもあるはずだ。というのも、同チェックで実際に「要注意」のお年寄りのうち7割が1年以内に転倒(朝日新聞18日付)しているからだ ▼「同胞敬老の日」にちなんで、「いつまでも元気でいてほしい」と各地でもさまざまなイベントが行われる。そんな姿を見るにつけ、健康でい続けてもらうためのケアの必要性を実感する。(聖) [朝鮮新報 2006.9.20] |