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春・夏・秋・冬

 鉄道連結が頓挫したなか、北南経済協力推進委員会第12回会議は済州道で予定どおり開かれた。会議合意文だけでなく第10回会議合意文1項履行と関連した付属合意書も採択された。今後予定される6.15統一祝典、金大中前大統領訪北などにも好材料となるだろう

▼北南の経済交流協力と関連しては、もう一つ喜ばしいニュースが伝えられている。南北共同稲農事をはじめとする京畿道の「北の農村現代化」支援作業が本格的に着手されたという。孫鶴圭知事率いる京畿道南北交流協力代表団のメンバーは3、4の両日、平壌市内にある農村を訪れ、田植えを行った。開かれたウリ党2人、ハンナラ党4人計6人の国会議員も参加するなど総勢100余人に及んだ。今年3月に北の民族和解協議会と合意書を締結。この日の田植えに至った

▼この協力事業の興味深い点は、一過性のものではないということ。道では今後2008年まで3年間の支援事業計画を立てている。最終年の08年には農村現代化が完成する予定だ。それとともに「坡州−開城統一経済特区」も構想しているようだ

▼孫知事はハンナラ党で朴槿恵代表、李明博ソウル市長とともに来年の大統領選挙候補に名前が上がっている人物。そのような人物が南北の経済協力事業に熱心なのは興味深い。しかも今は国をあげて農作業に取り組んでいる時期だけに、南の政治家が田植えを手伝うことは象徴的意味があろう

▼6.15時代はもう後戻りできないことを、この一つの出来事が象徴している。やはり6月は目が離せない月だ。(聖)

[朝鮮新報 2006.6.8]