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春・夏・秋・冬

 「イベントのあと、同胞から『本当に良かった』というひと言を聞くのが最大の誇り」「朝鮮人の魂、分会がなければ何もなくなってしまう」「分会が核家族化している今、まずは同胞同士しょっちゅう会うことが大切だ」「同胞の興味を引く集いを企画し続けることが同胞を集める秘訣」。29日付本紙朝鮮語版に掲載された総聯兵庫・明石支部に所属する各分会長のコメントをざっと並べてみた。学ぶべき点が多い

▼言うまでもなく分会は地域同胞にとって最も身近な存在だ。分会が活性化してこそ支部が活性化する。それが全国的な総聯組織の活性化につながっていく。そのために日夜、分会長が傾ける努力は並大抵ではない。明石支部にとどまらず、全国で同様の地道な活動が繰り広げられている

▼だからこそ、分会長の言葉一つひとつが心に染みる。現場の思いを最も反映している重みのある言葉だからだ

▼同胞が集まるイベントしては忘年会や新年会、新成人を祝う会などが思い浮かぶ。春は当然花見がメインを占める。きっと各地の分会でも、個性的な花見が企画されているのだろう。この季節、本紙にも各地の花見便りがたくさん寄せられる

▼人が集まれば、自ずとさまざまな話が出て来よう。同胞社会を取り巻く状況は依然として厳しいが、みんなが集まれば、いろいろと知恵も出てくるのではないだろうか。集まる機会が少ない今だからこそ、同胞の興味を引く集いを多く企画し、そこでしょっちゅう会うことが大切なのだ。分会長たちの言葉は、経験に裏づけられているだけに説得力がある。(聖)

[朝鮮新報 2006.3.30]