top_rogo.gif (16396 bytes)

春・夏・秋・冬

 自宅近くの河津さくらが見ごろを迎えている。桜の木もつぼみがつき始めた。春ももうそこまで来ている。卒業式シーズンのこの時期。ニュースも個性的な卒業式の模様を連日伝えている。昨今ではタレントや歌手がサプライズコンサートで卒業生を祝う企画もあるようだ。各地の朝鮮学校でも卒業式が随時行われている。10日には民族教育の最高峰、朝鮮大学校の卒業式も行われた。あいにくの雨模様だったが、それぞれの抱負を胸に明日の在日同胞社会を担う人材たちが巣立っていった

▼卒業式シーズンが終われば、間もなく入学式シーズン。真新しいランドセルを背負ったかわいい小学生たちの姿が当分は目に付くころだ。ウリハッキョ初級部の子どもたちにとっては、母国語を学ぶスタートラインに立つことも意味する

▼青商会では、「コッポンオリ(つぼみ)クラブ」企画の一環として、子どもたちの民族性を養うビデオを作成。会員たちから好評を得ている

▼青商会の会員は、ちょうど子どもが初級部に通う世代。「子どもが歯磨きをきちんとするようになった」「家庭でウリマルを教えることができず、ウリハッキョに送るのが不安だったが、子どもがビデオに熱中する姿を見て安心した」などの感想が寄せられている。「次はウリマルであいさつがきちんとできるような内容にしてほしい」という要望もあるそうだ

▼今年、入学する子どもたちが大人になる頃、社会はどうなっているのか。いずれにせよ、統一祖国が誕生しているのはまちがいない。その時、ウリマルは貴重な武器になる。(聖)

[朝鮮新報 2006.3.14]