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春・夏・秋・冬

 18日に開催された「開かれたウリ党」の臨時党大会で、同党の議長に前統一部長官の鄭東泳氏が選挙で選ばれ就任した。得票は4450票、得票率は48.2%だった。任期は1年間

▼同時にウリ党は新綱領も採択した。北南問題と関連して「民族共同体を志向する」と明記し、「(南北)相手側の存在を認めず、敵対的な葛藤を煽り立てる冷戦思考に反対」し、「南北交流と協力を通じた平和と共同繁栄を進展させ、ひいては暫時的な統一をめざす」と強調した。あらためて指摘するまでもなく、6.15共同宣言を踏襲した内容になっている

▼大韓貿易投資振興会社(KOTRA)が分析した資料によると、昨年2005年の北南間の貿易額は10億5500万ドルに達した。01年のそれが4億余ドルであったことと比べると倍以上に成長したことになる。KOTRAは北全体の貿易額に占める同期間の割合も15.1%から26%になると分析している。ちなみに朝中のそれは昨年15億8100万ドルで、北貿易額全体の39%になる

▼北南、朝中の飛躍的な伸びに対し、対照的なのは朝・日。昨年の貿易額は1億9000万ドルで北全体の4.8%に止まった。01年との対比でも17.8%、4億7400万ドルから大きく落ち込み、1977年以来の低水準だという

▼それもそうだろうと思う。拉致事件以降、右翼と一体になった市民運動とは名ばかりの一部ナショナリストたちの常軌を逸した反朝鮮、反総聯騒動によって経済活動も萎縮させられてしまったからだ。一日も早い現状復帰を期待したい。(彦)

[朝鮮新報 2006.2.21]