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ドラマ「大長今」で人気のイ・ヨンエら南朝鮮のトップスター3人が、農民たちの助けに乗り出した。昨年末に開催されたWTO(世界貿易機関)閣僚会議で、市場開放に反対し、農村の現状を伝えるため開催場所である香港でデモを行った南の農民、労働者11人が起訴され裁判にかけられている。その彼らの釈放を求める嘆願書を提出したそうだ。ほかにアン・ソンギ、イ・ビョンホンが名を連ねた ▼嘆願書は、「生存の奈落で苦しむ彼らの生活と、いま香港で彼らが経験している苦痛を考え合わせ、一日も早く家族の懐で暮らしていけるように善処してくださるよう、切にお願いする」と訴えている。イ・ヨンエさんは「大長今」のヒットで中国圏でも爆発的な人気を誇るだけに、少なからぬ影響を与えるのではないか、と南のマスコミなどは伝えている ▼コメ市場開放によって、外国から農産物が大量に輸入されるようになると、南の農民たちは文字どおり「首をくくる」しかない。そんな生存権をかけたたたかいだけに、南でのデモでも2人の死者が出た。そして、香港に乗り込んでのたたかい ▼だが、農民たちは過激なデモばかりを繰り広げたのではない。平和的な方法で、しかも中国の法を順守したうえで自分たちの窮状を訴えた。それはビラを配り、徒歩行進をすること。そんな彼らの姿に、香港の人々も差し入れをするなど好意的だった ▼それだけに、イさんらも「WTOに反対する代表団がその意思を伝える過程で、香港政府、警察との摩擦を願ったわけではない」と強調している。(聖) [朝鮮新報 2006.1.14] |