オンマの手もとに光るのは 小さな針の穴 おかしいな
片目をつむってじっと見れば 毛先のような穴があいている オモニ 針の穴はなぜ小さいの 誰がこのように作ったの
糸汽車はどうして長いの わたしのズボン縫ってくれるから
わたしが着るチョゴリ桃色チョゴリ 峠を越えて縫ってくれるから
1920年代児童文学集1
ナム・グンラン
(訳=李芳世、詩人)
[朝鮮新報 2006.11.21]