「ウリハッキョでサッカー指導を」 |
東大阪中級サッカー部・GKコーチ 林浩哲さん 今年4月から東大阪朝鮮中級学校(以下東中)サッカー部のゴールキーパー(以下GK)コーチを務める大阪経済法科大学3年。同大サッカー部の現役GKでもある。 8月の全国中学校サッカー大会を東中の選手たちと共に過ごした。コーチ指導をはじめてまだ間もないが、選手たちにとっては頼れる「ヒョンニム(お兄ちゃん)」。選手たちの肩をたたき、声をかけては場を和ます。試合中となると真剣な表情でベンチから何度もアドバイスを送っていた。 「指導し始めてすぐに全国大会に来られた。いい経験をしたし、久しぶりに胸にこみ上げてくる熱いものを感じた。選手たちにとても感謝している」 東京第1初中、東京朝高サッカー部ではずっとGK。高3時には主将も務めた。02年度全国高校サッカー選手権都予選では準決勝まで上りつめるも帝京に1−2で敗れた。 朝高時代の監督にサッカー関連の仕事をするさまざまな人と会わせてもらい、「将来サッカーに関わる仕事をしたいと思った」。サッカー指導者になることを胸に誓い朝高卒業後、単身大阪へ。大学生活3年目を迎えた今年、東中サッカー部の関係者と偶然出会った。GKコーチを頼まれて二つ返事で了承し今に至る。 「今は東中の朴秀勇監督とスタッフたちにしっかり学んで、将来はウリハッキョでサッカーの指導者をやってみたい」。最後に照れながら「いつか朝鮮代表でコーチができたら」と壮大な夢を語る。 [朝鮮新報 2006.9.13] |