人々が行き交う夕暮れ
少女はジャージ姿で駅に立つ
家に帰る通学路
鉛筆を持ち署名版を肩にかけ
話をするたびに顔を赤らめ
ただ花を愛する素直な少女
行き交う人を見ながら
物思いにふける
なぜ、チョゴリを着てはいけないのか
ハラボジ ハルモニ
アボジ オモニのように
チョソンサラムとして生きるのがなぜ悪いのか
こぶしを握りしめ
ドキドキする胸を抑え
大きく深呼吸をして声をしぼりだす
−署名をよろしくお願いします (チェ・ドクホ)
文芸同大阪「プルシ」19号 (訳=李芳世、詩人) [朝鮮新報
2006.8.9]
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