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合言葉は高麗で会おう

「高麗野遊会実行委」 古田武さん

 新緑の5月、今年も楽しく行われた高麗野遊会。23年もの間、この会をわが子のように育て、見守ってきた。

 3月には早々と「高麗で会いましょう」とのお知らせを仲間たちに送った。

 「みんな高麗での再会を心待ちにしている。しかし、残念なことに日朝関係の改善はなかなか進んでいない。日朝政府間交渉も『拉致問題』を口実に進んでいない。この問題にひっかけた在日朝鮮人団体への露骨な不当捜査、弾圧も行われている。声高に『経済制裁』を叫ぶ政府の朝鮮敵視政策も一向に改まらない」と前置きしながら、「私たちはたとえ、政治がどのようであっても、日本と朝鮮人がいがみあったり、争ったりすることは望まない。互いに相手を思いやることのできる人間であることが真の友好の基本である」とキッパリ。

 雨の中、最後まで参加者たちに目配りして、「焼肉のおいしそうな匂いだけ、腹いっぱい食べました」と笑った。

[朝鮮新報 2006.5.23]