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〈論調〉 生物、化学戦公開を

 米国は先の朝鮮戦争当時、朝鮮地域で細菌戦、化学戦を本格的に行った。

 1950年秋、米統合参謀本部では細菌兵器を実戦に使用する計画が作成された。これに基づいて朝鮮の平和的住民と都市を対象に細菌戦が行われ、52年には頂点に達した。52年1月初旬から3月に至る期間、朝鮮の169の地域に延べ804回にわたって各種の細菌弾を投下した。戦争期間に使われた細菌兵器の種類は20余種に達した。

 朝鮮戦争時、米国が朝鮮人民を対象に働いた犯罪のなかで最もひどい犯罪の一つは、大量殺りく手段の一つである化学兵器を大量使用したことだ。51年2月から53年7月までの期間に江原道、黄海道をはじめ朝鮮の24の市、郡と戦線地区で多くの化学兵器を使用した。

 朝鮮戦争で最も多く使用された化学兵器はスーパーナパーム弾であった。

 ベトナム戦争と湾岸戦争をはじめその後の戦争で劣化ウラン弾など大量破壊兵器を大々的に使用して多くの人に多大な被害と苦痛を与え、イラクの平和的住民を「テロリスト」に仕立てあげ化学兵器を使用して無残に殺す蛮行を働いている。

 米国は、何の問題もない他国に言い掛かりをつける不当な行為を止め、極悪な生物、化学戦犯罪を誠実に認めて公開し、歴史の審判を受けるべきである。(労働新聞13日付論説)

[朝鮮新報 2006.5.18]