top_rogo.gif (16396 bytes)

日朝国交促進民協がシンポ 「経済協力に個人補償添えるのは自然」

 2月初旬、3年3カ月ぶりに開かれた朝・日国交正常化交渉は初めて@過去の清算を含む国交正常化A安全保障B拉致などの懸案−の3分科に分かれて行われたが、進展なく終わった。こうした状況を踏まえ、過去の清算と拉致に論点を絞ったシンポジウム「拉致問題と過去の清算」が2月24日、日朝国交促進国民協会の主催で東京都千代田区の日本教育会館で開かれた。

 シンポジウムで発言した和田春樹同協会事務局長(東京大学名誉教授)は、「日朝間では植民地支配によってもたらした損害と苦痛に対して、反省し謝罪したことに基づいた経済協力に、道義的責任に基づく個人への補償が添えられるのはきわめて自然」だと指摘。こうした問題提起に基づき、4人の専門家がパネラーとして発言した。

[朝鮮新報 2006.2.28]