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東京調査団 同胞の遺骨確認、約50人分都慰霊堂で、群馬・藤岡でも1体

 東京朝鮮人強制連行真相調査団の代表らが昨年12月27日、東京都墨田区の横網町公園内にある東京都慰霊堂を訪れ、朝鮮人と思われる約50人の情報を名簿から探し出し、遺骨が安置されている堂内で遺骨の保管状況などを確認した。

 東京都は、朝鮮人の遺骨の実態調査を進める日本政府の「情報提供依頼」に対し「ゼロ回答」。しかし、都公園緑地課が作成した名簿「東京都慰霊堂に眠る戦災死者」に朝鮮半島出身者と思われる犠牲者の名前などが掲載されていることが判明。東京調査団の申し入れを受けた都は再調査を約束し、堂内を公開した。

 都慰霊堂は、第2次世界大戦末期の東京大空襲などで犠牲となり身元不明のままの遺骨が安置されている。朝鮮人も含まれているが、創氏改名などで身元確認が困難な状況だ。東京調査団は都に対し再調査に協力する旨を伝えた。

 また、群馬県藤岡市の寺院でも昨年12月、朝鮮人のものと思われる遺骨1体がみつかっている。

[朝鮮新報 2006.1.10]