南朝鮮では政府が提出したザイトゥーン部隊派遣延長案の撤回を要求する声が高まっている。

　６日、ソウルの国会近くで「派兵反対国民行動（国民行動）」が記者会見を開き、派兵延長およびレバノン特戦司令部派兵案の撤回を求めた。

　「国民行動」は記者会見文を通じて、「米国のイラク政策の失敗や混乱を極めるイラク情勢にも関わらず、同盟という名のもとに無責任な派兵延長を貫徹しようとする政府の派兵延長案に断固として反対する」と明らかにした。

　「国民行動」のチョン・デヨン企画団長は、「今回の派兵同意案には部隊撤収計画が全くない」と指摘、「任務完了計画もイラク情勢と派兵国の動向、すなわち米国の機嫌を取りながら準備するということだ」と非難した。

　【注】ザイトゥーン部隊は南がイラク北部クルド人自治区のアルビルに派遣した陸軍部隊。ザイトゥーンはアラビア語で「平和」の意味。

［朝鮮新報 2006.12.11］