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南側委員会・言論本部から

和解と協力を担う機関車に

 6.15共同宣言の主旨は、「わが民族同士」力を合わせ、自主的平和統一を実現させようというものだ。

 しかし、反統一勢力が今も妨害を続けている。「国家保安法」のような敵対感情を生む悪法を一刻も早くなくし、冷戦の産物を消し去らなければならない。統一の障害は外にもある。核先制攻撃まで口にした米国、帝国主義勢力の言動を、正義を愛し客観性と公正を担う言論人として決して許すことはできない。

 時代の先覚者、先導者であるわれわれ言論人たちが和解と協力を担う機関車になり、分断を終わらせ生きがいある社会を築こう。(チョン・イルヨン常任代表)

今日の出会い、長く歴史に

 北のミサイル発射訓練と核実験で国際社会が緊張し、米国や周辺国が制裁を加えるなか、南の政府は「戦争は決して起こしてはならない」との立場を最優先で表明した。南北間ではどのような状況においても戦争は避けなければならない。

 情勢が緊迫するなか言論人たちによる討論会が行われたことの意義は大きい。南北の反目と不信、葛藤を拭い去り、和解と団合、平和と統一のために言論人たちが立ち上がらなければならない。

 今日の出会いは歴史に長く刻まれる。今後さらなる困難が立ちふさがろうとも出会いを続けていこう。(コ・スンウ、メディア・オヌル(今日)」論説室長)

連邦制統一と経済発展に

 「米国は悪の帝国である」というコラムを書いたことがある。この記事を書いた理由は、2001年1月30日に米国大統領が朝鮮民主主義人民共和国、イラン、イラクを「悪の枢軸」と名指しし強硬策を取ったからだ。

 2000年6月15日、南北共同宣言を初めて目にした時のことを忘れられない。そのときのハンギョレ新聞1面トップの見出しは「連合・連邦制統一志向合意」だった。

 今も共同宣言の主題は連合・連邦制統一と経済の均衡的発展にあると考える。南北言論人がこれを正しく認識しその実現を目指すことに民族の希望がある。(ソン・ソクチャン、ハンギョレ新聞企画委員)

[朝鮮新報 2006.12.6]