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鳥インフルエンザ 朝鮮で防疫を強化

予防薬接種、渡り鳥監視など

25日、平壌の万景台養鶏場で鶏インフルエンザの予防接種を行う衛生員たち [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 南朝鮮で鳥インフルエンザが猛威を振るっている中、季節の移り変わりを迎えた朝鮮では、鳥インフルエンザに対する防疫活動を強化している。

 11月27日発朝鮮中央通信が伝えたところによると、朝鮮での鳥インフルエンザ防疫は国家非常防疫委員会の統一的な指導のもと、大衆を挙げて毎年行われている。

 農業省中央獣医防疫所の于成林所長は現在、獣医防疫機関の役割が高まり、鳥インフルエンザ防疫が活発に行われていると明らかにした。

 今回、鳥インフルエンザを未然に防止する活動の一環として、家禽工場でH5N1型予防薬接種を行った。

 これと同時に、世界的な鳥インフルエンザ疫学状態を定期的に掌握し、当該の対策を講じている。

 道、市、郡の獣医防疫機関では渡り鳥監視所を設け、現在の滞在実態と異常徴候を細密に調査し、野生鳥類移動季節に家禽工場だけでなく農村の各家庭でも家畜を徹底的に畜舎内で飼育するようにしている。

 国境検疫所では、獣医防疫活動家との連携のもとで鳥インフルエンザが国内に入らないように検疫を手抜かりなく行っている。予防薬製造の研究も積極的に進められている。

[朝鮮新報 2006.12.1]