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〈論調〉 在日同胞の生存権踏みにじる日本

 わが朝鮮に対する米国の制裁、封鎖策動が日ごとに悪らつになる最近、日本反動勢力は好機到来とばかりにその先頭に立って意地汚く振る舞っている。すでにわれわれに対する挑戦的な制裁騒動を起こした日本反動勢力は今、「追加制裁」までうんぬんしている。

 日本なしに生きてきたし、これからも視野に置かない日本の制裁、封鎖騒動に対してわが人民は、月夜の犬の遠吠えほどにも見なさない。そうした恥知らずな行為は、世紀と世紀を継いで積もり積もったわが人民の反日感情と報復意志を強めるだけである。

 問題は、日本反動勢力の制裁騒動が在日本朝鮮人総連合会と在日同胞の存在と運命を脅かすところにある。

 周知のように、日本では最近、総連の関連施設に対して実施してきた税金減免措置を取り消す事態が日本当局の背後操縦のもとにあちこちで起きている。

 総連を政治的に弾圧するだけでなく、財政的に窒息させ、活動を抑圧して抹殺しようとする日本反動勢力の凶悪な下心が潜む故意の策動である。

 そうした企図は、在日同胞のもっとも初歩的な権利のうちの一つである出入国の権利さえも奪おうとしていることでいっそう明白になっている。

 かつて、日帝によって異国の地に強制的に連行されて苦役と不幸を強いられた歴史の被害者とその子孫である在日同胞の祖国訪問まで阻もうとする日本反動勢力に、はたして人間としての良心と道徳のひとかけらでもあるだろうか。

 総連はこの50余年間、折り重なる厳しい試練と難関にも屈することなく愛国偉業の一路を力強く歩んできた生命力の強い在日朝鮮人団体である。総連の後ろにはわが朝鮮がついている。

 総連中央常任委員会と各地の総連組織は、日本反動勢力の不当な弾圧策動を厳しく断罪、糾弾する声明や談話を発表し、緊急集会を開くなど、大衆的な抗議闘争を積極的に展開している。

 わが朝鮮の尊厳と自主権を踏みにじり、侵害する日本反動勢力の総連弾圧は必ず高価な代償を支払うことになるであろう。(労働新聞10月30日付署名入り記事)

[朝鮮新報 2006.11.11]