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南軍事当局の「主敵」規定を糾弾

 祖国平和統一委員会(祖平統)は4日、南朝鮮の国防部長官が最近、「主敵問題を含む国防政策を再調整する必要がある」と述べたことを非難する書記局報道第925号を発表し、次のように指摘した。

 南朝鮮の国防部長官が最近、国会国政監査でわれわれに言いがかりをつけて「主敵問題を含む国防政策を再調整する必要がある」という妄言を並べ立てた。

 これは、北南関係を過去の対決時代に逆戻りさせようとする不純な企図をさらけ出したもので、民族の和解と団結、国の平和と統一を志向する同胞の念願と6.15共同宣言に対する公然たる挑戦であり、われわれに対する耐えがたい挑発である。

 朝鮮半島の平和と安定を破壊し、戦争をもたらす米国はわが民族の主敵である。

 南朝鮮当局が同族であり、対話の相手であるわれわれを「主敵」として規定しようとして対決と戦争の刃物を研いでいる状況では北南関係の進展と国の平和と統一は考えることすらできない。

 われわれに対する「主敵」宣布はとりもなおさず、6.15共同宣言に対する破棄宣言、対決宣言である。

 米国の反朝鮮圧殺策動に追従して6.15時代の流れをせき止め、北南関係を対決と戦争の局面へ追い込む南朝鮮軍事当局の反民族的策動がもたらす重大な結果については彼ら自身が責任を負うことになるであろう。

 南朝鮮軍事当局は、犯罪的な「主敵」規定策動をはじめとする反朝鮮対決策動を直ちに中止すべきである。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.11.10]