開城市で高麗時代の遺物発掘 |
10月23日発朝鮮中央通信によると、高麗の都・開城市で高麗時代の歴史遺物が新たに発掘された。開城市城南洞で発掘された歴史遺物には、高麗時代の青銅燭台、青銅香炉、青銅火鉢などがある。 青銅燭台は高さが51センチ、重さが3.7キロで、開城地方で発掘されたもっとも大きな燭台である。燭台は、台座と支柱、ろうそく受けからなっている。円形の台座は2段になっている。その高さは15センチ、直径は24センチ。台座の下には、朝鮮虎の足をかたどった3本の支柱が釘で固定されている。支柱には4つの節からなる高さ36センチの装飾柱が立てられている。装飾柱の上はろうそくを立てるようになっている。 青銅香炉は高麗時代の赤銅香炉の典型的な形で、祭祀を行う時に香を焚く青銅器である。香炉は、支えと胴体、蓋からなっている。香炉の高さは22センチ、支えの下の直径は21センチ、胴体内径は17.6センチ、重さは2.3キロ。 朝鮮火鉢の典型的特性をそのまま備えた青銅火鉢は、虎の足をかたどった3本の脚と火桶、蓋からなっている。火桶の内径は27センチ、深さは8センチ。 [朝鮮新報 2006.10.30] |