平和擁護委 米韓軍事演習を非難 |
朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)スポークスマンは20日に発表した談話で、米国と日本、南朝鮮の好戦勢力が北侵戦争演習に狂奔していると非難し、次のように指摘した。 19日から南朝鮮の京畿道一帯では米軍兵力と南朝鮮軍海兵隊が参加して「参観団」が見守るなか、北側地域に対する「空中浸透」と「海上突撃」を想定した「連合上陸訓練」を行った。また、24日には浦項(慶尚北道)の徳城里の海岸で南朝鮮陸軍と海軍など1万2000余人が参加する「上陸作戦訓練」を強行するとし、17日には米軍が江原道鉄原郡で「ロケット砲射撃訓練」を行った。 とくに米国は11月初に空母キティホークとイージス駆逐艦、フリゲート艦などで大規模艦隊を編成し、日本の海上自衛隊と共に朝鮮東海でわれわれに反対する「海上検索」などの合同軍事演習を実施しようとしている。 米国が追従勢力を糾合し国連安全保障理事会「決議」をつくり上げてわれわれに対する集団制裁と封鎖に執着しているのと時を同じくして、空母まで動員して朝鮮半島とその周辺の陸海空で戦争演習を相次いで繰り広げているのは、朝鮮半島の情勢を戦争の瀬戸際に導く重大な挑発であり、北侵戦争の導火線に火をつけようとする危険極まりない火遊びである。 米国は、朝鮮に対する敵視政策で朝鮮半島の非核化を踏みにじり、情勢を最悪の局面に導いた自国の罪悪についてはベールで覆って棚に上げ、われわれの正当な自衛的核抑止力に「脅威」という言いがかりをつけ、国連安保理まで押し立てて制裁と圧力の度を強めている。 われわれはすべての事態に徹底的に準備ができており、侵略者の火遊びには正義の銃火で応えるだろう。米国と南朝鮮の好戦勢力は戦争演習を直ちに中止すべきである。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2006.10.27] |