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平壌で核実験成功歓迎大会

 9日の地下核実験成功を歓迎する平壌市軍民大会が20日、10万余人の人民軍将兵と各階層の市民らが参加し、金日成広場で開かれた。

 朝鮮労働党を代表して演説した朝鮮労働党政治局委員候補の崔泰福書記は、核実験の成功を歓迎し、核実験の成功に貢献した科学者、技術者、労働者を熱烈に祝った。

 演説者は、今回の核実験は米国の核脅威と制裁、圧力策動に立ち向かって国家の最高利益と民族の安全を守り、朝鮮半島で新たな戦争を防止し、平和と安定を守るための至極正当な決断であると強調した。

 そして、核実験は国の自主権と人民の生命安全を守るための積極的な対応措置であって、完全に主権国家の自主的で合法的な権利の行使であると言明した。

 演説者は、米国は朝鮮の核実験を国際平和と安全に対する「脅威」であると不当に言いがかりをつけながら国連安全保障理事会を押し立てて反朝鮮「決議」を採択したと述べ、これを断固と糾弾、排撃した。

 また、米国がいかに強権と横暴によって朝鮮を孤立させ圧殺しようとしても、わが軍隊と人民は党の先軍指導に従って一心団結と自衛的国防力で米国の策動を粉砕すると言明した。

 朝鮮人民軍を代表して演説した人民武力部の金正角副部長は、今回の核実験の成功は強力な自衛的国防力を渇望してきたわが軍隊と人民に無敵の力を与え勇気を百倍にした歴史的出来事であり、先軍政治がもたらした貴い結実であると述べた。

 また、核抑止力は朝鮮半島とその周辺地域の安定を守る強力な防御手段であると述べ、米国が無謀な挑発の道に引き続き進むなら、悲惨な終えんを早める自滅行為になるということを宣告した。さらに、日本をはじめ米国の追従勢力も国連安保理「決議」を持ち出して無分別にふるまい続ければ朝鮮の断固たる懲罰を免れないということをしっかりと認識し、軽挙妄動してはならないと警告した。

 科学者を代表して演説したチャン・チョル博士は、自主的人民として生きるか、帝国主義の奴隷になるかという厳しい情勢のもとで困苦欠乏に耐えながら国防力を打ち固めてきた結果、核開発に成功し、朝鮮は核保有国の地位にのぼるようになったと述べた。

 つづいて、労働者、農業勤労者、青年学生代表の演説が行われた。

 各演説者は、歴史的な核実験を通じて人々は朝鮮の科学技術の威力とこれまでねばり強く打ち固めてきた国の潜在力を目撃し、強盛大国のれい明を深く実感していると強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.10.25]