〈論調〉 3、4世に継承の義務と役割 |
わが祖国、わが革命において、開拓の使命を抱いて生まれた世代がまさに1世、2世であり、継承の重責を担って生まれた世代がほかでもなく3世、4世である。 朝鮮革命では、革命の開拓者、継承者が革命の最高代表者であるだけでなく、革命世代の最高代表者だ。 開拓の世代の最高代表者が金日成主席であるとすれば、金正日総書記は継承の世代であるわが3世、4世の最高代表者である。 革命の領袖を忠実に補佐し、党の基礎を構築すること、革命偉業の継承は事実上、ここから始まり、それをどのように解決するかによって、継承の運命とその前途が左右される。 革命は開拓することも困難であるが、継承もそれに劣らず難しいという理由も主にこれに関連しているということを世界の革命史が血の教訓として教えている。しかし、どの革命、どの継承者もできなかったこの重大事を総書記は輝かしく解決した。 金日成主席の代に奪うことができなかった赤旗を金正日総書記の代に奪おうと敵はあがいたが、われわれは最後まで主席の赤旗、主席の祖国を守った。 われわれはその道で、「改革」と「開放」の懐柔に打ち勝たなければならなかったし、生死を分かつ核対決の場にも臨まなければならなかった。しかし、この計りしれない苦難と試練のなかでも、われわれは民族の尊厳と革命的原則において譲歩することはなかった。 数千年の民族史にかつてなかった世紀的変革を遂げ、金日成民族の尽きない繁栄と後世の幸福のための土台を固めたことについて、われわれは歴史の前に、未来の前に堂々と自負している。 3世、4世問題は本質において、革命の道を初めて開拓した領袖とその世代の思想と精神で生き、たたかう問題であり、それは領袖の歴史と伝統を抜きにして考えることはできない。 金日成主席の生存中には、抗日の老闘士が生きている時に革命事績をすべて発掘、整理しておかなければならないと述べてあらゆる措置を講じ、主席が逝去した後は領袖永生偉業で主席の革命歴史と伝統が千万年、永遠に輝くようにした。このような3世、4世だけでなく、5世、6世、その次の世代も永遠に白頭山の精神、白頭山の気概で生き、たたかうようにした不滅の業績をわれわれはどんな言葉ですべて称賛できようか。 まさに、金正日総書記は主席の革命歴史と伝統で、厳しい革命闘争を体験できなかった新しい世代を体験者以上の革命家のように育てた。 強盛大国のれい明が明ける今、金正日総書記は先軍の旗じるしをさらに高く掲げて「トゥ・ドゥ」世代が開拓したチュチェ革命偉業の最終勝利のための総進軍をいっそう力強く進めることを願っている。今こそ、革命の主力をなしたわが3世、4世が祖国の前に担った自己の責任と役割を果たす時である。 世紀を継いだ反米対決戦を総決算して祖国を統一し、わが国を世界がうらやむ強盛大国に建設すべき神聖な任務がわが世代の肩にかかっている。 祖国が半世紀以上も民族分裂の苦痛を受けている時、一身の安楽だけを求めることはできず、米国の孤立圧殺策動が極度に達しているこんにち、一瞬も心のたがを緩めることができず、祖国の前に担った継承の世代の神聖な義務に絶対に顔を背けることができないということをわれわれは深く自覚している。 人民大衆中心の朝鮮式社会主義は必ず勝利し、帝国主義は必ず滅亡するという必勝の信念、米日帝国主義に対して少しの幻想も抱いてはならず、ひたすら銃で無慈悲に懲罰すべきであるという透徹した反帝階級意識が激しく燃えたぎっているわれわれ3世、4世の心臓は、いかなる心理謀略戦によっても絶対に溶かすことができない。 誰もわれわれを強くしてくれないし、われわれを守ってくれないし、われわれを豊かに暮らすようにしてくれない。 世代と世代を継いで80年間掲げてきた「トゥ・ドゥ」の赤旗をさらに高くなびかせて、金正日総書記が望むすべてのものをわれわれは必ずこの地にもたらすであろう。(労働新聞15日付政論) [朝鮮新報 2006.10.21] |