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〈論調〉 駐韓米軍「改編」は武力増強

 米国のブッシュ大統領が「9.11事件」発生5年に際し行った演説で、「対テロ戦」を「文明のための戦い」「米国の職分」に描写したのは今後、「対テロ戦」を世界的範囲にいっそう拡大、強化しようとするものである。

 この5年間の米国の「対テロ戦」は世界の前で反帝、自主的な国々を除去するための侵略戦争、国家テロのエスカレートであったとし、米国が「対テロ戦」の対象にしている国は反帝、自主的な国である。

 米国の政治方式、生活様式が他国に合うはずがなく、他国がそれを受け入れることができないというのは当然だ。他国の自主的権利の行使を問題視し、これらの国を「対テロ戦」の犠牲にしようとする米国の行動こそ不法、非道な専横であり、国家テロ行為である。

 米国の「対テロ戦」が新世紀の平和的発展を妨げる基本障害物になっている。米国の侵略的な「対テロ戦」拡大策動により新たな勢力構図が形成され、大国間のパワーゲームがし烈に繰り広げられ、これに多くの国が直接、または間接的に巻き込まれている。

 米国の「対テロ戦」に警戒心を高めなければ、その犠牲になりかねない。これが米国の「対テロ戦」を通じて世界が得た教訓である。(労働新聞6日付論説)

[朝鮮新報 2006.10.14]