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米の圧力に物理的対応処置 朝鮮外務省代弁人談話

「対話にも対決にも準備できている」

 朝鮮外務省スポークスマンは11日、米国が朝鮮に対する圧力を加重させるなら、それを宣戦布告とみなし、相次いで物理的な対応措置を講じていくと警告する全文次のような談話を発表した。

 すでにせん明したように、自衛的戦争抑止力を強化する新たな措置として9日、わが科学研究部門では地下核実験を安全かつ成功裏に行った。

 朝鮮が核実験を行わなければならなくなったのは、全的に米国の核脅威と制裁圧力策動のせいである。

 朝鮮は、朝鮮半島の非核化を実現しようとする真の念願から核問題を対話と協議を通じて解決するため、できる限りのすべての努力を傾けてきた。

 しかしブッシュ政権は、われわれの忍耐強い誠意と雅量に制裁と封鎖政策で応えた。

 われわれは、米国によって日ごとに増大する戦争の危険を防ぎ、国の自主権と生存権を守るためやむなく核兵器保有を実物で証明して見せざるをえなくなった。

 朝鮮は米国のせいで核実験を行ったが、対話と協議を通じた朝鮮半島の非核化実現の意志には依然として変わりがない。

 全朝鮮半島の非核化は、金日成主席の遺訓であり、われわれの最終目標である。

 朝鮮の核実験は、核兵器と現存核計画の放棄を公約した9.19共同声明に矛盾しないし、その履行のための積極的な措置となる。

 米国が敵視政策を放棄して朝米間に信頼が築かれ、われわれが米国の脅威をこれ以上感じなくなれば、たった一つの核兵器も必要としないということについて再三にわたって明らかにしてきた。

 核拡散防止条約(NPT)からすでに脱退し、なんの国際法的拘束も受けない朝鮮が核実験を行ったということを発表するなり、米国は国連安全保障理事会を操って圧力的な決議を採択させ、われわれに集団的な制裁を加えようとする尋常でない動きを見せている。

 われわれは、対話にも対決にもすべて準備ができている。

 もし、米国がわれわれを引き続き苦しめながら圧力を加重させるなら、それを宣戦布告と見なし、相次いで物理的な対応措置を講じていくであろう。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2006.10.13]