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〈論調〉 ミサイル問題で二重基準適用

 最近、南朝鮮が朝鮮を狙った巡航ミサイル(天竜)を開発した。

 米国が南朝鮮のミサイル開発は黙認、助長し、庇護しながらも、わが国のミサイル発射は許せないということこそ、二重基準論理であり、対朝鮮侵略野望の発露である。
 問題は、米国の二重基準適用にある。

 現在、世界的に多くの国がミサイルを開発したり、その発射を行っている。

 米国はこれに対し、それが国際条約に反しようといっさい関知しない。その一方で、唯一、われわれの自衛的なミサイル発射訓練に言いがかりをつけて騒ぎ立てている。

 米帝は、南朝鮮とその周辺に各種のミサイルをはじめ莫大な戦争装備を搬入してわが国を併どんする機会をうかがっている。

 このような状況で、朝鮮がそれに対処した措置を講じるのは至極当然である。 米国は、朝鮮半島で軍事的対決と戦争の危険を激増させる不当な二重基準適用と軍備競争策動を直ちに中止すべきである。(労働新聞2日付論評)

[朝鮮新報 2006.10.12]