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合同軍事演習は宣戦布告 祖平統スポークスマン談話

 祖国平和統一委員会(祖平統)スポークスマンは1日、「ウルチ・フォーカスレンズ」合同軍事演習が終了したことで同日次のような談話を発表した。

 最近、米国と南朝鮮当局はわれわれの重なる警告と内外の一様な糾弾と排撃にもかかわらず、危険極まりない北侵戦争演習である「ウルチ・フォーカスレンズ」合同軍事演習をあくまでも強行した。

 多くの米国侵略武力と南朝鮮軍の大兵力、そして民間武力と公務員まで総動員して繰り広げられた今回の合同軍事演習は、その規模と内容から見ても、米国の反朝鮮圧殺策動が頂点に達している情勢から見ても、何時よりも挑発的性格の濃いもので、われわれに対する事実上の宣戦布告であった。

 米国は、「ウルチ・フォーカスレンズ」合同軍事演習と時を同じくして追従諸国の軍隊を引き入れて朝鮮半島の周辺海域でわれわれを狙った大規模の海空軍連合訓練を繰り広げただけでなく、南朝鮮と米本土でわれわれを攻撃し、われわれのミサイルを迎撃するためのミサイル発射演習まで行った。

 現事態は、朝鮮半島の情勢を緊張させ、わが国に戦争の危険をもたらす主犯が他ならぬ米国であるということをはっきり示している。

 しかし、米国は誤算してはならない。米国が「力」の棒を振り回しながら誰かを威嚇し、屈服させようとしているが、それは愚かな行為である。それは、逆に先軍の旗じるしのもとに自衛的抑止力を強力に打ち固めているわが軍隊と人民の意志と決心をいっそう確固たるものにするだけである。

 米国は、無謀な戦争策動によって得るものは一つもないということを知るべきであり、それによって招かれる重大な結果に全責任を負うべきである。

 南朝鮮の好戦勢力は、米国と共に「ウルチ・フォーカスレンズ」演習を強行したことにより、米国の北侵戦争策動の手先としての正体を再度明白にさらけ出した。

 南朝鮮当局が米国の危険極まりない北侵戦争策動に追従しているのは、6.15共同宣言に対する重大な背信であり、北南関係を全面破壊し、この地に核戦争の火雲を引き込む許し難い反民族的犯罪である。

 南朝鮮当局は、米国の反朝鮮圧殺策動と戦争政策に追従することが自ら墓穴を掘る自滅行為であることをはっきり認識し、分別のある行動を取るべきだ。

[朝鮮新報 2006.9.7]