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〈論調〉 自主権は自衛的国防力育んでこそ

 国と民族の自主権は帝国主義者の侵略と干渉、戦争策動を断固と退けることのできる自衛的国防力を育んでこそ守られる。

 自衛的軍事力の強化は自主権守護の根本保証である。

 帝国主義者は、軍事的力を自分らの支配主義的目的を達成するための基本手段としている。

 力はすなわち正義であるというのが帝国主義者の論理であり、力によってのみ世界を支配することができるというのが彼らの打算である。

 刃をもって襲いかかる帝国主義者の攻勢の前で手をこまぬいて誰かが自分の安全と自主権を守ってくれると考えるなら、それは愚かなことである。

 自分の力を信じ、自分の偉業の正当性と勝利の必然性に対する確信に満ちている人民は強大な帝国主義者の前で怖じ気づかず、最後までたたかって勝利することができる。歴史は、軍事的力が弱ければ帝国主義者の侵略と戦争策動を阻止することができないということを示している。

 国と民族の興亡は自衛的軍事力にかかっている。それゆえ、何よりも国防力の強化に大きな力を入れるべきである。強固な自衛的軍事力を整えることができず力が弱ければ、いくら自主的志向が強く、民族的自尊心が高くても自主権を守ることができない。

 先軍の旗じるしを高く掲げて米国との軍事的対決で民族の尊厳と自主権を誉れ高く守っている朝鮮の現実は、自衛的軍事力の強化に自主権守護の最善の方途があるということを雄弁に実証している。

 われわれの強力な自衛的軍事力は朝米対決戦における勝利のカギであり、社会主義守護の決定的保証である。

 自衛的軍事力を強化するのは国事中の国事である。

 自主性を重んじる国はこの真理を肝に銘じ、自立的国防工業を建設し、自衛的軍事力を強化することにより、国の自主権と平和を守り抜くべきであろう。(労働新聞8月30日付論説) 

[朝鮮新報 2006.9.4]