top_rogo.gif (16396 bytes)

「同胞一つ」本部の対北水害支援募金 300万ウォンの「誠意」集まる

8月31日に終了

 インターネット新聞・統一ニュース8月31日付によると、「わが同胞一つになる運動本部」は8月31日の対北水害支援募金活動をもって、水害復旧汎国民キャンペーンを終了した。

 同本部ではさる8日からソウル世宗路教保ビル前で毎日正午から午後1時までの昼休み時間に対北水害支援募金活動を行ってきた。31日現在の募金額は約300万ウォン(1ウォン=0.12円)。全額を北に送る水害復旧物資購入に使用する。1日の募金額は多い時で20万ウォン、少ない時には2〜3万ウォンだった。キャンペーン期間中にはドラマ「冬のソナタ」のクォン・ヘヒョさんら同本部の広報大使を務める俳優らも現場を訪れ、道行く人々に直接募金を呼びかけたりもした。

 同本部のハン・チュンモク運営委員長は、「最初の頃は市民の関心も相当あったが、時間が経つとともに記憶から薄れ参加率も落ちてしまった」と残念そうに話した。「それでも小さな真心が一つになって水害支援活動を国民的な運動に広げるきっかけになった」と評価した。

 募金活動最後となった31日には、非転向長期囚の集まりである「統一広場」のメンバー4人も駆けつけ、夏の強い日差しが照りつける中で支援を懸命に訴えた。

 ソン・ゲチェ氏(76)は、「暑いし生活苦のためか財布を開いてくれる人が少ない」としながらも、「人道主義の立場で同胞を助けてほしい」と語った。

 ハン運営委員長によると、同本部は後援と募金を通じてこれまで7億余ウォンを集めた。この金で9日にはセメント500トン、小麦粉200トンなどを購入して北に送ったほか、30日には学校の修復に必要な2500万ウォン相当の資材を伝達した。3回目の支援は今月初旬に予定しており、セメント、鉄筋などを送る予定。

[朝鮮新報 2006.9.2]