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朝鮮で豪雨災害 死者、行方不明者数百人

江原道元山市は14日午前6時から16日午前6時の間に豪雨に見舞われた [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 21日発朝鮮中央通信によると、最近朝鮮の各地に降った豪雨で多くの人的、物的被害が発生している。

 朝鮮政府の調査によれば、平安南道、江原道、咸鏡南道の一部地域で14〜16日の間に降った豪雨により甚大な被害が出た。

 平安南道の新陽、陽徳、成川地域に降った記録的豪雨により、6200余棟の民家と490余棟の公共施設が部分および完全破壊、浸水し、数千町歩の田畑が冠水した。

 また、今回の豪雨により各地で数百人の死者、行方不明者が出た。

 16日発朝鮮中央通信によると、14日午前6時から15日まで平安南道の陽徳、孟山、北倉、徳川地方でそれぞれ418ミリ、242ミリ、207ミリ、191ミリ、咸鏡南道の耀徳、金野、定平地方ではそれぞれ254ミリ、207ミリ、137ミリ、江原道の元山、通川、安辺、平康地方でも150〜170ミリの大雨に見舞われた。

 また、平壌と平安南道の平城、順川、安州、平安北道の定州、博川、黄海北道の新坪、兎山、開城地方でも100〜130ミリの雨が降った。

 とくに16日午前0時から同3時まで、平壌と平城、陽徳、成川(平安南道)地方でそれぞれ70ミリ、73ミリ、100ミリ、92ミリの豪雨が降ったのに続いて、午前3時から同6時までの間には141ミリ、90ミリの豪雨が陽徳と成川地方で降った。

 同日、黄海南道の海州、甕津、竜淵、峯泉、白川、康翎、延安地方でも短時間に100ミリ以上の豪雨が降って田畑が冠水した。

 朝鮮の一部地方で降った大雨により、農業部門をはじめ人民経済の各部門と人民生活に被害が出た。現在も大雨は続いていて被害状況を調査中だ。

 また19日朝鮮中央通信によると、大雨により山間地帯では主要区間の鉄道レールと鉄橋が破壊され列車の正常運行に支障が出ている。

[朝鮮新報 2006.7.22]