内外同胞に送るアピール |
内外の同胞のみなさん! 今日、われわれは民族自主精神がとうとうと流れるここ光州で歴史的な6.15共同宣言発表6周年を意義深く迎えている。 この6年間、わが民族は、わが民族同士で力を合わせて統一しようという6.15共同宣言の精神に従って全民族的範囲で祖国統一の激しい熱風を巻き起こしてきた。 不信と対決の北南関係を和解と協力、平和と統一の新しい軌道の上に引き上げ、自主統一の新しい時代を開いた。 今やわれわれの前には自主統一時代の流れを阻むあらゆる挑戦と逆風に打ち勝って祖国統一運動をいっそう活力をもって前進させて統一の転換的局面を開いていくべき歴史的任務が提起されている。 今こそ、全同胞が並々ならぬ覚悟で自主統一の終着点に向かって力強く前進すべき時である。 われわれは今年、必ず祖国統一の転換的局面を開いていくことを固く誓いつつ、内外の同胞に次のように呼びかける。 1、わが民族同士で力を合わせて祖国統一を達成しよう。 わが民族同士の統一は、われわれが掲げていくべき民族共同の愛国の旗じるしである。 全同胞は、周辺の情勢がどう変わろうとも、同族同士が信じ、依拠し、同族の力で国の統一問題を解決していかなければならない。 同族同士で互いに志を共にし、血肉の手を互いに熱く取り合おう。 全同胞がわが民族同士の統一大河に積極的に合流していこう。 民族を優先視し、民族の利益を重視し、民族共同の繁栄を遂げていこう。 2、民族自主で統一の活路を開いていこう。 統一の主人はわが民族自身であり、民族自主は祖国統一の生命線である。 自主のない統一は統一否定であり、分裂である。 誰も、わが民族がなめる分裂による不幸と苦痛を代わってなめてはくれない。 自主統一時代に至ってまで他人に依存しようとするのは時代錯誤である。 透徹した民族自主意識をもち、尊厳をもって生きていこう。 全同胞が力を合わせて民族の尊厳と自主権を守り、わが民族の英知と気概を全世界にとどろかせよう。 わが民族の内部問題に対する外部勢力の不当な干渉を退けて民族の自主を成し遂げよう。 3、民族挙げての平和運動によって民族の安寧を守ろう。 戦争を防止して平和を守ることは、民族の安寧と直結する死活的な問題である。 この地で戦争が起きれば、その被害者はほかならぬわが民族自身である。 戦争のない地で同じ民族として永遠に仲むつまじく、平和に暮らそうとするのは、わが民族すべての志向、念願である。 今こそ戦争に反対し、平和を志向するすべての力量が連帯、連合する時である。 全同胞の団結した力によってこの地で民族の運命を脅かす戦争の根源を除去しよう。 4、民族の大団結によって祖国統一の新しい転機を開こう。 民族大団結は祖国統一の基本保証である。 6.15統一時代に提起される最大の急務は一にも二にも三にも民族の大団結である。 思想と理念、政見と信教の相違を超越してわが民族同士で力を合わせよう。 党派の所属、左と右を論じることなく、民族共同の利益、祖国統一を優先順位に置き、まず同じ民族として固く団結しよう。 われわれは、在日同胞の組織である総聯と民団の歴史的な和解宣言を熱烈に歓迎し、すべての海外同胞の大団結を実現することを強く呼びかける。 6.15民族共同委員会を強化し、民族大団結の母体として、その位相と役割を高めていこう。 真に国の統一を願うのであれば、すべての相違を不問に付し、北と南、海外を問わず6.15民族共同委員会を中心に民族の大団結を実現しよう。 内外の同胞のみなさん! われわれは今、和合と統一の未来、対決と分裂の過去が激しくぶつかりあい、戦争と平和が鋭く対決する厳しい歴史の時点に至っている。 困難だからといってためらい、難関があるからといって歩みを止めれば、われわれはせっかく収めた6.15のすべての勝利を永遠に失うことになる。 みなこぞって祖国統一に対する楽観と未来に対する信念にあふれて自主、平和、民族大団結の活路を開いていこう。 わが民族同士で力を合わせて自主統一に向かう同胞の前進を阻む力はこの世にない。 祖国統一はわが同胞のものである。 6.15共同宣言万歳。 民族自主統一万歳。 [朝鮮新報 2006.6.22] |