８日、ジュネーブ軍縮会議での宇宙兵器競争禁止問題討議の際に演説した朝鮮代表は、宇宙における軍拡競争を包括的かつ効果的に防止するための新しい法律的枠組みを設けることは、宇宙における兵器展開禁止に関する一連の協定が破棄されたり、不十分であったり、現実的に宇宙兵器システム樹立企図が強行されている状況などに鑑みると、切迫した問題になっていると強調した。

　また、宇宙を平和利用するのは世界各国人民の等しい要求であると述べ、これまで軍縮会議が国連総会の関連決議に従って宇宙における兵器競争を防止するための包括的な法律的文書を協議するために努力を傾けてきたことに言及した。

　さらに、軍縮会議で宇宙兵器競争禁止に関する特別委員会を設け、この問題に対する協議を始めようとの提案を支持すると述べた。

　そして、軍縮会議の案件に対する集中的かつ体系的な論議が活動計画合意のための良い雰囲気づくりに寄与し、それが協議のプロセスにつながるものとの期待を表した。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2006.6.20］