北南閣僚級会談北側代表団の権浩雄団長は７日、南側代表団の李鍾奭首席代表に次のような電話通知文を送った。

　さる４月、平壌で行われた第１８回北南閣僚級会談でわが方は、キム・ヨンナム氏の問題をわが方の当該機関で調査中であるということを通報した。

　最近、わが方の当該機関ではキム・ヨンナム氏の所在を確認した。

　これに関連してわが方は、同胞愛と人道主義から６．１５共同宣言発表６周年を機に金剛山で行われる離散家族、親せきの特別再会の際、キム・ヨンナム氏と貴方にいる母親の再会を実現させることにした。

　これまでの北南赤十字会談で双方は、このような問題を北と南の離散家族、親せき問題の枠内で解決することで合意したことがある。

　わが方は、南側内部でキム・ヨンナム氏と彼の母親の再会を控えてそれに難関をつくり出すことが起きないよう、貴方当局が責任ある措置を取るよう願う。

　また同日、朝鮮赤十字会の張在彦委員長は、大韓赤十字社の韓完相総裁に同内容の電話通知文を送った。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2006.6.10］