〈第18回北南閣僚級会談〉 共同報道文発表 相手の思想、体制尊重する実践的措置を |
第18回北南閣僚級会談が24日に閉幕した。 会談で双方は北南間の政治、軍事、経済関係で提起される根本的な問題を実現するための実践的措置をはじめ各問題を協議し、合意に達した。 会談では共同報道文が発表された。共同報道文は次のとおり。 第18回北南閣僚級会談が2006年4月21日から24日まで平壌で開かれた。 会談で双方は6.15共同宣言以後に達成された成果を評価し、北南関係を「わが民族同士」の理念に沿って、より高い段階へと発展させるために積極的に努力することにし、次のように合意した。
1、北と南は6.15共同宣言の基本精神に沿って、相手側の思想と体制を認め尊重する実践的措置を講じることで、民族の和解と信頼を増進する。 2、北と南は朝鮮半島で軍事的緊張を緩和し平和を保障するための実践的対策を講じるべきだという点で認識を共にし、その実現のために協力する。 3、北と南は朝鮮半島非核化のための努力を続け、9.19共同声明が速やかに履行され、核問題が民族共同の利益と安全に合致すべく平和的に解決されるよう積極的に協力する。 4、北と南は民族の団結のために努力し、当面、6.15共同宣言発表6周年を迎え南側地域で開催される民族統一大祝典に双方の当局代表団が積極的に参加し、民族行事を意義深く行うようにする。 5、北と南は経済分野で民族共同の繁栄に実質的に貢献する協力を実現する。 双方は北南経済協力事業が民族内部の協力事業であり、共同の繁栄のための事業であるとの確固たる認識のもと、相互利益となるよう地域と業種、規模において投資と協力を積極的に拡大させる実践的措置を講じる。 当面、北南経済協力推進委員会第12回会議を5月中に開催し、臨津江河口砂採掘問題、民族共同資源開発問題を検討することとし、これと共に列車試運転及び鉄道、道路開通問題、開城工業地区建設問題、軽工業及び地下資源協力問題などを協議する。 6、北と南は戦争時とそれ以後に消息の途絶えた人々の問題を実質的に解決するために協力する。 7、北と南は自然災害防止、保健医療、文化遺跡保存などの各分野における協力事業を推進する。 8、北と南は第19回北南閣僚級会談を2006年7月11日から14日まで釜山で開催する。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2006.4.27] |